トウシツセイゲニストノキモチ

主に糖質制限と糖尿病に関する話題を中心に、日々の記録と見つけたものや気になった記事、話題を綴っています。

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東洋経済オンライン 『「糖質制限危険説」は一体どこまで真実なのか』 を読んで。

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東洋経済オンラインでで、

 

「糖質制限危険説」は一体どこまで真実なのか

根拠なき脅しに惑わされず正しい知識を持て

 

という記事が掲載されました。

 

一通り目を通してみて、そこそこ中立的には書かれているな、と思いました。

 

偏った記事はたとえ糖質制限側に寄っていてもあまり面白いものでもないので。;^_^A

 

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いくつかの論点が見られましたが、あえて疑問を呈している部分を上げてみると、

糖質制限が、脂質を控えたカロリー制限よりも高い減量効果を持つことは、医学的なエビデンスがすでに複数ある。2008年に世界的な権威を持つ医学雑誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に掲載された、肥満のイスラエル人に対する2年間の検証によれば、脂質を控えてカロリー制限をしたグループよりも、カロリー制限なしで炭水化物を控えたグループのほうが体重の減少幅は大きく、同時に血中のコレステロール値も低かった。今年6月の米国糖尿病学会では、順天堂大学の研究グループが日本人にも同様の効果があることを報告している。

これだけを聞けば、史上最強のダイエット法のようにも思える。だが、従来の食事の栄養バランスをガラリと変えることになるため、気になるのが安全性だ。「頭がぼーっとする」「階段で息が上がる」というちょっとした体の不調から、「あの著名人の死は糖質制限が原因ではないか?」という深刻なものまで、さまざまなレベルでのうわさが飛び交う。そして事実、日本糖尿病学会が2013年に出した提言では、長期間にわたって極端に糖質だけを制限した食事は「推奨しない」としている。

よくある「糖質制限を始めたら体調が悪くなった、疲れるようになった」といった事に対してですが、それに対する部分もしっかり書かれてます。

 

ただし、数々の「糖質制限危険論」のなかには、間違った糖質制限が原因で引き起こされる不調を指摘している場合や、科学的な根拠が薄いものも少なくない。

まず、「頭が働かない」「力が出ない」といった不調は、糖質制限のやり方を間違えていることが原因だ。糖質制限の第一人者として知られる高雄病院の江部康二医師は、こうした症状について「9割9分の確率でエネルギー不足を起こしている」と指摘する。

熱心なダイエッターたちはつい、脂身たっぷり肉などに抵抗を感じ、低カロリーの豆腐や鶏のささみ、野菜ばかりを選びがちになっている。すると、体重や脂肪は急激に落ちるが、同時にエネルギー不足で元気もなくなってしまう。江部医師は、「適切に行う秘訣は、炭水化物を控えて不足する食物繊維やビタミンCを葉野菜などから補ったうえで、適正カロリー内で動物性脂肪やタンパク質をしっかり取ることだ」と指摘する。

糖質セイゲニストとしては当然の事なのですが、始めたばかりだったり聞きかじりでサクッと始めてサクッと痩せよう、なんて気軽に始めるとひっかかかるみたいなもんです。

 

ま、そのあたりは丁寧な説明も必要だろうと思うのですが・・・

 

死亡リスクについては、2008年に聖路加国際病院の医師らが、「5年以上の糖質制限で死亡率が高まる可能性がある」という結論の論文を発表。糖質制限危険論者の筆頭格、日本糖尿病学会もこれを論拠の1つとしている。

こちらについても、

だが、この論文に問題点が多いことは、すでに複数の専門家が指摘していることだ。山田医師は、この論文が「因果関係のわからない『観察研究』という手法によって書かれているため、死亡率上昇の原因が糖質制限にあるとは言えない」と言う。江部医師によれば、「信ぴょう性のまちまちな論文からデータを集積して記されているため、全体の信ぴょう性が低くなっている」。

この論文は欧米人を対象にしたものだが、2014年に出た日本人を対象とした同様の研究では、糖質摂取量の一番低い被験者の死亡率が最も低い、という正反対の結果も出ている。

糖質制限の危険性を明確に裏付ける根拠が出てこない状況を受けて、長らく糖質制限に異端のレッテルを貼っていた米国糖尿病学会が変わり始めた。まず、2008年には1年間の安全保証期限付きで糖質制限の有効性を認め、2013年には期限なしの容認に至ったのだ。

といったフォローを入れてます。

これもまとめ方としては既出感満載ですが・・・

 

ただ、こうしたいことを繰り返し発信していってもらって、とにかく良いも悪いもしっかり周知してもらえた方が、タイトルにあるような「根拠なき脅しに惑わされず正しい知識を持て」という部分が生きてくると思います。

 

糖質制限するにしてもしないにしても、自分自身で判断し、自分自身で結果に責任を持つべきだと思います。

他人のせいにするくらいなら何もしない方が良いでしょう。

後悔しか残りませんからね。

 

あと、先日の「日本糖尿病学会の理事長としてではなく、一人の糖尿病専門医の見解として」と前置きを置いたうえで「緩やかな糖質制限は推奨できる」と述べた門脇教授でも記載があったと思いますが、

そして、いまだ糖質制限への慎重な姿勢を崩していない日本糖尿病学会の中にも変化の動きが出てきた。6月中旬に糖尿病学会理事長で東大教授の門脇孝医師にインタビューしたところ、「(糖尿病学会の理事長ではなく)一人の糖尿病研究者として、糖質量を総摂取カロリーの4割以下に抑える糖質制限は、大いに推奨される」との見解が示されたのだ。

門脇医師が推奨するのは、平均的な体格の男性で1日の糖質量を150g以下(=白米茶碗2.7膳分)のゆるやかな糖質制限。実際、東大病院では2015年4月から、糖尿病患者の食事として、従来の糖質が1日の総摂取カロリーの5割以上を占めるメニューに加えて、この4割の「低糖質」メニューも用意しているという。

門脇医師は、実は自身も糖質制限の実践者。「安全性への検証が進めば、より自信をもっておすすめできるようになる」とも言及。かつては糖質制限を強固に反対していた学会内において、そのトップが糖質制限を容認したことは大きな意味を持つ

といった部分もあります。

 

ただ、その記事中で「門脇医師は、実は自身も糖質制限の実践者」といった記述はなかったように思いますが・・・

見落としたかな?

 

いずれにしても、米国同様、日本でもすこしずつ「糖質制限食」が糖尿病治療の一環として有効そうだ、となって来たことは、喜ばしい事だと思います。

 

選択肢が増えるということ、これが一番大きいです。

 

是非、日本糖尿病学会も、米国糖尿病学会のように柔軟な意見を支持していってほしいと思います。

 

 

 

 

 


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